stage14 感情









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クラウンが四葉寮に来てから3日。


更に騒がしさが増した。


そして、増えていくクラウンの記憶。


主以外の大切な人。


「本当にクゥちゃんってアンドロイドなの?」


凪斗がクラウンの事を聞きつけて見に来ていた。


最近姿を見ないと思っていたが、何処に行っていたのか。


「俺ハアンドロイド№3ノクラウンデス。凪斗様」

「様?」


首を傾げる姿まで可愛らしい。


これで本当の高三なのだろうか。


とても見えない。


「何回言っても様付けで呼ぶの止めないんだよ」


皆の事も様付けで呼ぶ。


それは、かつての癖のようなもの。


捨てられ、記憶がなくても何処かで覚えている主の事。