寮の中に入ると、四葉寮の全員が広場にいた。 彗はビックリして目を見開く。 「何で、皆いるの?」 「彗の帰りを待ってたんですよ」 仲間を大切にする。 それは、四葉寮全員が同じ。 一人の仲間が辛い想いをしていたら全員で慰める。 皆が彗を見つめて微笑んでいた。 此処に来るまで知らなかったモノ。 それが此処には在る。 「おかえり」 「…ただいま!」 そう言い、彗は微笑む。 こんな感情は星にしかなかった。 だけど、今は此処にいる全員に対して持っている。