思った事を言い放ったが、彗の怒りは収まらない。 大好きな大切な人の死は彗を変えた。 好きな人であり、双子の片割れ。 彗の人生に深く関わった人物。 葬式が終わったその後、両親は心を病んだ。 いろんな所からの問い合わせが殺到。 会社からの契約破棄。 次第に倒産へと追いやられて行く。 そんな事になっていても彗は何とも思わなかった。 そして、その状況に耐えられなくなったのか二人は自ら命を絶った。 マスコミが彗の家にインタビューを求めるが、彗は何も答えない。 肉親は本当に誰もいなくなった。