父と母は涙を流している。


嘘の涙。


子供の事なんて何にも思ってないくせに。


「星!何で…ゴメンネ…早く気付けていれば…」

「如何して…こんな事に…」


傍から見れば、娘を亡くし悲しむ両親。


だけど、僕の目にはそうは見えなかった。


会社に支障がない様に泣いている。


そこまでして会社が大事か。


やはり、こいつ等は親でも何でもない!


死んだら一変して態度を変えてきて。


なら、いっそ会社が壊れてしまえば良いのに。