「おい・・・。お前、顔真っ赤だぞ?」 「へ!?あ!!・・・うん・・・」 私は硬直していた。 「佐奈、早く買って来い・・・」 「えと・・・。はいっ!!」 私はダッシュで購買へ向かった。 (なんで?なんで?なんでこんなにドキドキしてんの私っ!) 「はあ・・・はあ・・・」 額に汗が滲む。 息を整えて額の汗を拭う。 (なんで私こんなにドキドキしてんだろ・・・) 「はい・・・。これ、買ってきたよ」 「おおっ。サンキュー♪」 和哉は私をじいっと見てきた。