私はそのまま屋上に残り、しばらく空を眺めていた。 「ほんと・・・なんなの、アイツッ・・・」 私は携帯を取り出し、ディスプレイを見た。 「1時間目、もう始まった・・・のか」 ガチャッ 「・・・っ!?」 そう私が呟いていた時、屋上のドアが開いた。 「かず・・・や?」 「・・・佐奈」 「どうしたの?授業は?」 「お前こそ。・・・んなとこで何してんの?」