『優花』 幸紀斗くんが 私の名前を呼んで 私はゆっくりと 顔を上げた。 『トンネル…行こうか?』 幸紀斗くんが 優しく微笑んで 私に問いかけた。 私はコクンと 一回だけ大きく 頷いた。 すると幸紀斗くんは 私の手をそっと握って 学校を飛び出た。