「なんだったの……」


スーっと体の力が抜けていく。


「そういうことだよ苺李」

優にぃが笑って言った。

「苺李を生徒会室に呼び出した女の先生には、もともと今日生徒会室に来させるように言ってあったんだよ。そしたらちょうど、タイミングよく苺李が何かやらかしてくれたらしいしね」

「う……」


翔にぃがクスクス笑っている。


「よかったな!苺李。明日からもとどおりだぞッ俺は地味な苺李も好きだけど」


爆笑する優にぃ。


「優にぃのばかッ」

……あ!てか


「授業始まってる!!」

さっき壁を殴ったとき
チャイム鳴ってたよね



「授業一緒にさぼろっか♪」

と茶髪の優ちゃん。


「今からもどっても目立つだけだし、あと少しで授業も終わりだよ」

と黒髪の翔ちゃん。


「じゃあ…さぼろっかな」


いろんなことがありすぎて授業受けるきにもならないしね。