「よし!よく言った!いいかい、忘れちゃいけないよ、姉さんはいつまでもアンタの味方だからさね!」









姉さんはにっこり笑うと、その真っ赤なドレスのまま、ムリヤリ運転席へ移動し、なんと運転手を蹴り飛ばした!






ちょっとー!?







「ハイヤアアーーー!!」






姉さんは手綱を力いっぱいふった。






すると、ボクを乗せ、姉さんが運転するその馬車は、ものすごいスピードで走り出した。





ええーっ!?
ちょっとー!?