目を覚ますと、姉さんが心配そうにボクをのぞきこんでいた









「あっ、目え覚めた!大丈夫か、真一!」




「うっ…ボクはいったい…」




「ヒメちゃんのボディーガードにやられたんだよ」





「…はっ、ヒメ、ヒメは!?」





「ボディーガードに連れられて帰ったよ」





「…うそ」





「もう二度と会わないだろうから、真一にコレをわたして欲しい、って」














そう言って姉さんがボクにさしだしたのは、
ピンクのレースの封筒だった