「なぁんだよ?やらしいことでも考えた?」 麗李をからかいながら笑う。 「!もう、月のバカ!!」 「はいはい。」 麗李のあたまをくしゃくしゃっと撫でて、 歩き出す。 「~!!」 麗李がいじけながらも俺の後ろを 歩く。 それがすごく可愛いと思ってしまう俺は 余程、重症なんだろうと 思い知らされてしまうわけで…。 「おっせぇ。」 「ぅ、うるさい!」 ちょっとだけ甘いバレンタインは 幕を閉じた。