黙り込むことしかできないあたしに、和弥くんは言葉を放った。 「俺ら、別れよっか」 あたしは小さく頷いた。 でも これで良かったんだよね? あたしも和弥くんも、中途半端な気持ちで付き合うわけにはいかない。 高校に入って初めてできた彼氏との恋愛は、一瞬で終わった。