「あ゛ぁ……なんか喉痛くなってきた…」 もう何時間歌い続けてるんだろ。 ずっと二人で歌ってるから、声が枯れてきたような気がする。 「俺も~。休憩っ」 そう言ってタケルがジュースを一口飲む。 つられて、あたしも自分のジュースを口にした。 「真衣」 名前を呼ばれて、タケルの方を向く。 「ん」 突然、タケルの唇によってあたしの唇を塞がれた。