「慶ちゃん。このDVD一緒に見よっ」 二人っきりのリビングで、あたしは慶にぃに言った。 「ん?」 「前に、映画見に行くって言って結局行かなかった…」 「あ~っあれね。」 思い出したように、慶にぃはあたしを見た。 「いいよ。一緒に見よ」 慶にぃが微笑む。 あたし達は、ソファーに並んで座ってテレビ画面を眺めた。 指と指を絡ませるように、手を繋ぎながら。