「まじで!?」


年も明けて、学校が始まってから、あたしは初めて美月に報告した。


慶にぃと、両想いになれたこと。



「おめでと!!
てか、それなら早く言ってよー」


美月が、あたしに肘でつつきながら言った。


「ごめんごめん。」


「にしても、大学生の彼氏かぁ…なんかいいなーっ」


美月は目を輝かせて話す。



ん…


「彼氏…?」


「両想いなんだから彼氏じゃん」

「そーなの?」



そっか。


ってことは、慶にぃはお兄ちゃんであって彼氏でもあるの?


なんだかしっくりこない。