「秋ちゃん最近、彼氏できたらしいよ?」
「まじで!?」
「うん。かなり前から「クリスマスまでに彼氏作るー!」って言ってたから、よっぽど彼氏と過ごしたかったんじゃない?」
ガーンッ!
軽く仲間だと思ってたのに…。
「他の子も独りじゃ寂しいから…って、結構みんな急に彼氏できてるしー」
「そうなの?」
「そうなの。
何も行動起こしてないの、真衣だけだよ?」
横目で見つめてくる美月。
「ずっと今のままがいいと思うのもわかるけどさ…
早めに自分の気持ち伝えないと、そのうち後悔するよ?」
あたしは、美月から視線を逸らした。
美月の言ってることもわかる。
その通りだと思う。
でも
そんな簡単に言えないよ……