ーコンコン。 「亜衣ー、起きてるみたいだから入るよー」 お母さんが、おにぎりと温かいお茶を持って部屋に入ってきた。 「体どう?学校行けそう?」 「大丈夫。学校行ける。心配かけてごめんね。」 「本当に?すごい目腫れてるけど…」 あたしは側に置いていた鏡を見た。 目の上を蚊に刺されたんじゃないかというぐらい腫れていた。 「うわ〜。本当だ。あ、お風呂入れる?」 「お湯溜まってるから、いつでも入れるよ」 お母さんは、そう言って部屋から出ていった。