「とりあえず、中入ろ!」 陽ちゃんの一言で、みんなで家に入った。 リビングで、事情を知らない2人に、翔くんが昨日の出来事を説明をする。 翔くんは、「亜衣がすき」とか、「亜衣が大切」とか、すらすらと話を進めるので、あたしはただ赤くなって黙っていた。 恥ずかしい気持ちと、嬉しい気持ちが混ざって変な感じ。 2人は自分のことのように祝福してくれた。 そして、「お昼を買いに行くから」と言って家から出ていった。 「気、利かせてくれたんだね。」