「え!?見てたって!??もしかして今の…?」 あたしも一緒に慌てる。 顔が赤くなっていくのを感じた。 さっちゃんと陽ちゃんも慌てている。 「見てたっていうか、気になったからつい、っていうか?ねぇ、陽?」 「え?いや、あの、大丈夫!絶対誰にも言わないから!」 2人はよくわからないことを早口で話した。 そんな2人を見て、あたしはおかしくなって笑い出してしまった。 翔くんは、呆れたように、「別に誰かに言ってもらっても構わないよ」と言って、あたしに続いて笑った。