日曜日も、ほとんど部屋から出ないで、ネックレスの言葉のことだけを考えていた。 寝ても覚めてもネックレスのことばかり。 というより、それ以外のことをする気にはならなかった。 翔くんからの言葉を、早く解読したくてたまらなかった。 翔くんに関することで、あたしの頭の中を埋め尽くしておきたかったの。 それだけで、あたしの気持ちは穏やかだった。