そんなあたしに気が付いているのか気が付いていないのか、陽ちゃんが1回興奮気味に口を開いた。 「亜衣ちゃん!ビッグニュース!!!」 一瞬翔くんを見て、また話を続けようとした時、、さっちゃんが陽ちゃんの口をふさいだ。 「ううん。何も無いから大丈夫。亜衣ちゃん、さっきのこと翔に聞けた?」 「いや、今から聞こうと思ったところだけど…」 「じゃあすぐに部屋に戻って聞いて来たら?」 今度はお母さんがあたし達をリビングから追い出した。