「亜衣、おはよ。」 なんとなくいつもよりも優しい笑顔の翔くん。 「おはよう。なんかいいことあった? いつもより笑顔が優しい…」 そう言って、近くにあるクッションを抱きしめて座るあたし。 「なんだよ〜。いつもの俺の笑顔、そんなに怖いの?」 翔くんは顔を両手でパチパチと叩いてから、作り笑顔をした。