眠れるわけではなかったけど、目を開くことはせず、頭の中に浮かんでくるいろいろなことについて考えていた。 先週の翔くんとのこと。 明日の翔くんとのこと。 小さいときの翔くんとのこと。 これからの翔くんのこと。 あっという間に、頭の中は翔くんでいっぱいになった。 幸せな気持ちになった瞬間に、夢の世界に引き込まれた。