亜紀の目に、戸惑いが走った。 どういう意味?? そう、瞳が必死に訴えかけてくる。 「悪かった。 酒が入ってたから、ちょっと血迷っただけなんだ。 忘れろ、今夜のことは」 「・・・何言ってるの??」 最低だ。 自分でも分かってる。 そうだ、どうせなら、俺を嫌いになってくれてもいい。 その方がいい。 嫌われたほうが・・・俺もすっきりする。 この想いを、隠し通すことが出来る。