不意に、聞いたことのある声が、俺の耳を貫いた。 楽しそうな、高い声。 俺は声のする方向を、反射的に向いていた。 目の前にいたのは・・・亜姫だった。 だけど、彼女は俺に気づいてないらしい。 そして、楽しそうに笑う彼女の横には・・・。 高校生くらいの、身長の高い男子。 二人とも、制服姿のままだった。 誰だよ、あの男。 男を睨みつける。 亜姫は少しふらついていた。 ・・・酒、飲まされてんのか??