「しょうがないなんて、思うなよ」 「え??」 俺の言葉に、亜姫は驚いた顔をして見せた。 「お前のさっきの言い方、諦めてたように聞こえたぞ」 亜姫が黙り込む。 「しょうがないなんて思うな。 お前次第で、周りはどうにでも変わる。 俺も・・・お前を助けるから。 今の状況を変えようぜ?」 彼女が、強く下唇を噛んだ。 瞳から我慢していた涙が、ポロリと零れ落ちる。 「今の状況を変えよう。 一緒に戦おう。 ・・・な??」