そして・・・ふっと微笑む。 「自信を持っていえる。 あいつが大好きだって。 本当に好きって言うのは、そういうことじゃねぇの??」 土井の目から、涙が零れ落ちた。 きっと・・・コイツも寂しかったんだ。 ・・・なんか、コイツ、昔の琴音に似てるな。 「俺は、ここの学校を辞めるよ」 涙を流す土井をそこに置き去りにしたまま、俺はゆっくりと廊下を歩き出した。