校長の目を見た。 校長は、目の前の机に置かれている写真に、目を移した。 俺は校長室にいた。 正確に言うと・・・校長室に呼ばれた。 「君は、2年2組の伊戸田亜姫と・・・そういう特別な関係にあるのかね」 俺は頷いた。 もう、嘘はつきたくない。 目の前の校長が、薄くなった頭を、抱え込んだ。