家に帰ると、亜姫が俺のマンションの前で立っていた。 いつも通り、セーラー服のポニーテール姿で。 「・・・あ」 亜姫が俺の姿を見つける。 そして、一直線に俺の元に駆け寄ってきた。 俺は、彼女から視線をそらす。 「・・・巧っ!!」 亜姫の声を無視する。 俺は、足を止めない。 亜姫がもう一度、俺の名前を呼んだ。 そして、右腕を掴んでくる。 「待ってよ、巧!!」 俺は、亜姫を見た。 俺の冷たい視線に、亜姫がビクリとする。