「おはよ、亜姫」 俺はちょっとドキドキしながら亜姫を見る。 セーラー服の亜姫を見るのは、久しぶりだ。 なんだか、眩しい。 「ねぇねぇ巧!!」 亜姫が俺に何かを話そうとした時だった。 「・・・亜姫」 俺じゃない誰かが、彼女を呼んだ。 亜姫の顔色が、さぁっと青ざめる。 俺は、声が聞こえた方向を見た。