考えに考えた結果。 俺は勇気を振り絞ることにした。 机の上のリモコンをとって、テレビを消す。 亜姫が惜しそうに「あー」と呟いた。 そして、俺を見る。 「なんで消すのさっ!!今、いいところ・・・」 亜姫が言い終わる前に、俺は亜姫の口を俺の口で塞いだ。 亜姫が、大きく目を見開く。 顔が、真っ赤っかだ。 「ちょ・・・たくっ・・・っ!!」