「何だね、これは」 「お分かりいただけると思いますが、御社の裏金分です」 藤井は金子物産の裏金問題の事実を隠し持っていた。 「何をバカなことを」 「そうでしょうか。私は社長から直接聞いたので、良く覚えているんですよ?以前、あのお店で話してくれましたよね?第三者の証言もありますよ」 「そんなこと、話した記憶はない!君たちの契約はもう白紙なんだ!あの娘といい、君といい、どういうつもりなんだ!」 「どういうつもりもありません。ただ、私達は御社とまた契約をさせていただきたいだけです」