「真由美!」俺はすぐに真由美を抱きかかえ、安全な所に連れていった。 「おばさん、救急車呼んで下さい!」 「わかった!待ってて!」腕や足が血まみれで頭も少し出血していた。真由美は目を閉じたままだった。俺は真由美を横にして濡れたタオルで顔を優しく拭った。どうか死なないでくれ、真由美…。