ペロペロ・・ なんだか顔がくすぐったい。 うっすらと目を開けると目の前に伝次郎の顔があった。 「ふぇ~」 ビックリして変な声が出た。 体を起こすと、伝次郎が何かを訴えている 「キャンキャン、キャン」 くるくると回って、ドアの前にいる。 ねむ・・・。 時計を見ると、 「4じぃぃ」 はやっ。 でも、伝次郎はあたしのことなんか無視でドアの前にいる。 あたしは、何を訴えているのか一生懸命考えた。 「あっ」