30分後・・・
やっと夫婦間の長い愛の電話は終わり、ソファーに座ってチャンネルをいじっていたあたしたちの前にママが来た。
「さっ!夕飯にしよっか」
「えっ?」
あたしがびっくりしていると
「だって、みぃがかって来てくれたんでしょ?」
まるでそれが当たり前のように笑っていた。
みぃねぇはオムライスとケーキを並べ、パチンとてを鳴らした。
「さっ、食べよ。」
みぃねぇが言うとあたし達は指定席についた。
指定席はみぃねぇの隣だ。
もちろんママはいつもお父さんの隣なのだが、今日はいないので空席である。
パクパク食べているママを見ると、下手をしたらあたしやみぃねぇよりも幼い。
そんな時、あたしの着メロがなった。
ディスプレイには知らない番号がうつっていた。
???
誰かは分かんないけど、やたらとしつこいので電話に出ることにした。


