「じゃあ、行くか。」 ハルにぃはひょいと持ち上げた。 いわゆる、お姫様抱っこ。 「やめてよー。重いんだから!」 あたしの、必死の抵抗も無視されてしまう。 それにしても、すれ違う女子生徒の視線が痛い。 「お前、何食ってんの?軽すぎ」 「へっ?そんなお世辞いってもなんもでないよ。」 「ちぇっ、ばれた??」 「ひ、ひどっ」 「うそうそ。軽いから、心配すんな。」 そんなこんなしてるうちに、保健室に到着。