公園を出て少し歩いた。


今までの一部始終を誰かに見られたことはあたしは気づきもしなかった。





無言で歩く。


気づくと、あたしの家の前だった。


送ってくれた・・・。




あたしは小声で

「ありがとう。」

とだけ言うと。

「別に・・。もともと送るつもりだったし。」


家に行こうとすると。


「なぁ。」


と足を止められた。