水色なお姫様




「おい。お前が変な事言うから、こいつ固まってんじゃん。」


今まで黙っていた垣本智吾がいきなり口を開いた。


「何だよ。智吾。」


「こいつ、こういうこと慣れてねぇんだよ」


というと、私の手首をつかむと

「帰るぞ。」

といって、公園から出た。
修飛は

「かえんのか?じゃまたなー」


と手を振っているらしかった。