無言の3秒間。

あたしは、修飛の目をじっと見ずにはいられなかった。

1。

あたしの手は、修飛のてのなかにある。

2。

あたしは何も考えられなくなった。

3。


ぎゅっ!
握られた手に力が入る。

体のバランスを崩されたあたしは、修飛のむねのなか。



何も考えられなかったはずなのに、心臓だけはしっかりすぎるくらい脈打っていた。


緊張?
ちがう。

何ナノ。

ワカラナイ。


少し力が緩んだ、修飛の手から逃げ出すと
顔をあげた。