行き着いた場所は 化学室に続く 階段で ここからは 校庭も見えるし 何より風があたって 気持ちいい。 私は先生の横に 肩を並べて 座った。 「ごめんな……」 空を見つめていた 私に 先生が 声をかける。 「なんで謝るんですか!! 私、全然嫌じゃなかったし…」 そう言って私は にっこり 微笑んでみせた。