大きな手が
私の頭を撫でた……


私は振り向くこともせず
涙を流した。




「完全下校の時間
過ぎてますが?」




「知ってますよ…」




頬にあたる
風が冷たい……



「泣いてるんですか?」





「泣いてません…」



私はそう言って
顔を伏せた。




「まったく…
困ったやつだ」




そう言うと
先生は私の手を
優しく握った。