心臓がドキッとした…… できるだけ 気が付いてない 振りをしようと 私は下を向きながら歩いた。 こんな弱い私 先生だけには みせたくない…… 先生との距離が 近づくたびに 足がガタガタと震えた。 そして私たちは まるで 他人かのように 目も合わさず 言葉もかわさず すれ違った……