そう言って 私のもとに 駆け寄ってきてくれたのは…… 「中尾…先生……?」 「優月!! お前、どうした…!?」 私どうしたんだろ… 呼吸が乱れて 息ができない…… 「せん…せ…」 「大丈夫だから… しっかりしろ……!!!」 私は中尾先生に 抱き抱えられると 体育館を後にした。