「あんまり無理すんなよ」

そう言って
中尾先生が
私に微笑んでくれて……


だけど私には
職員室の中に見える
矢田先生が
気になって気になって
仕方なかった……

今にも
目が合いそうで
私はずっと
中尾先生を見つめていた。


「優月、
明日は絶対学校来いよ」


「どうしよっかな〜」


なんて
私がちょっと
ふざけてみせると




「いや、
絶対来い!!!」




そう言って
中尾先生は
私の頭を撫でた……





その瞬間、
矢田先生とも
視線がぶつかったのは
気のせいじゃないよね……?