泣いていると、
後から抱きしめられた。


私はビックリして
何も言えない。


「サイズ合ってった?」


「う・・・ん・・・・」


「何で泣いているの?」


「だってうれし・・・・」


私は純に抱きついた。
純は子供をあやすように
私の頭を撫でていた。


だって、
本当は指輪が欲しかった。


真理にいつも聞かれた。
私は愛情があればいいと
思っていた。
もらうと全然違う。


「ありがとう・。純・。」


私は純に
抱きしめてもらった。