孤高の狼に捧ぐ恋唄



テーブルにつき、メニューを渡したけれど、彼は手にとってくれなかった。



やっぱり迷惑だったかな……

と自分の行動を後悔した。



お節介な女だって……ウザい女だって……思ってるよね……



私はそっとテーブルにメニューを置き、所在なく手を握りあわせていた。



強引に誘って、怒ってるのかな……



私の頭の中を、どんどん負の感情が押し寄せてくる。