孤高の狼に捧ぐ恋唄



月……


良かった。本当に。


でも私は、一つだけ後悔をしていた。



もし私がいなかったら、

あのとき、

月は怪我をしなかったよね……



あの日、私が月に会いに行かなければ。



月だけだったら、

きっと、

怪我なんかしなかったよね……



「ねぇ、月。

私のせい、だよね…?」



一筋の涙が、頬を伝った。