パニックを起こす私を強く抱きしめてくれるマツ。


「遥夢…」


私を呼ぶ甘い声も


私を包んでくれるぬくもりも



全部


全部



忘れなきゃいけないなんてイヤだよ。



心の中ではいくらでも叫ぶことが出来ても声にならないんだね。



本当に苦しいときってそれを口に出来ないもんだね。



だって今の私がそうなんだもん。



苦しい
悲しい



どんな形容詞にも当てはまらない心境なんだ。



マツと離れるだけでもつらいのに…

今まで過ごしたマツとの思い出も失うなんて…




イヤだ!!