「殺害予告?」
兄ちゃんは呆気にとられた声を返した。
「だって、だってそうじゃない!」
あたしは必死に訴えた。
「昨日までの手紙で出てきた文面は『死ねお前は』でしょ。この4通目を『午後』って解釈したら『死ねお前は午後』になるじゃない!」
「落ちつけ、カホ」
落ちつけるワケがない。あたしはわかってもらいたくて一気にまくし立てた。
「きっと午後になんかの方法であたしを殺すってことだよ!」
「カホ」
次の瞬間、達郎兄ちゃんの手が伸びて、あたしの鼻をつまんでいた。
「にゃ、にゃに?(な、なに?)」
あ然とするあたしに
「落ちついたか」という声がかぶさる。
「はにゃひて!(放して!)」
そう言うと、達郎兄ちゃんは鼻から手を放した。
「なにすんのよ!」
「落ちつけって言ったのに聞かないからだ」
「だからって普通つまんだりするか乙女の鼻を!?」
それにこういう場合ホッペをパチンとか他にやり様あるだろう!?
兄ちゃんは呆気にとられた声を返した。
「だって、だってそうじゃない!」
あたしは必死に訴えた。
「昨日までの手紙で出てきた文面は『死ねお前は』でしょ。この4通目を『午後』って解釈したら『死ねお前は午後』になるじゃない!」
「落ちつけ、カホ」
落ちつけるワケがない。あたしはわかってもらいたくて一気にまくし立てた。
「きっと午後になんかの方法であたしを殺すってことだよ!」
「カホ」
次の瞬間、達郎兄ちゃんの手が伸びて、あたしの鼻をつまんでいた。
「にゃ、にゃに?(な、なに?)」
あ然とするあたしに
「落ちついたか」という声がかぶさる。
「はにゃひて!(放して!)」
そう言うと、達郎兄ちゃんは鼻から手を放した。
「なにすんのよ!」
「落ちつけって言ったのに聞かないからだ」
「だからって普通つまんだりするか乙女の鼻を!?」
それにこういう場合ホッペをパチンとか他にやり様あるだろう!?


