動き始める闇。 動き始める感情。 ……部屋から出た ルシウスは17階へ向かい、 拳銃を手にしていた。 自分の腰にある拳銃。 それを眺めてはいる物の… 的に銃口を向けようとはしない。 「やはり此処に居たか…。」 と、そんな声が聞こえ ルシウスは振り返った。 「頼んだ件は目処がついたのか?」 そうルシウスは素っ気無く言う。 「あぁ…。」 ダリムも…いつものように 素っ気無く答えた。